スポーツを行う上で何よりも大切なのは「綺麗なフォーム」であるということ。ですが、そうはいってもそれを客観的に見て分析や解析を行うというのはなかなか難しいですよね。
メジャーリーグでかつて2度サイ・ヤング賞を受賞したティム・リンスカム投手は、お父さんと二人三脚で投球フォームを作り上げたと言われていますが、ほぼほぼ我流。そういう点でもテクノロジーの進化を日々感じております。
では、実際にどれくらい簡単なのか?
株式会社Sportip代表取締役社長である高久侑也さんに解説をしていただきながら、実際に使ってみました!
なるちゃんの姿勢チェック!
さて、さっそくどれくらいで結果が出るのかをなるちゃんでチェックしてみましょう!
フィギュアスケート日本代表のなるちゃんの姿勢はどんなものなのか……!?
この後、何かをするのか?と思ったんですが、やらないんです。この2つの手順で終了となるわけなんですね。そして……。
めちゃくちゃ簡単に、しかも早く結果が出ました。
加えて、その精度の高さには驚かされます。
ただスマホで撮影を行うだけなのに、どこの筋肉が弱っているのかも教えてくれる上に、傾きの補正機能までついているんです。
しかも、こうした細かいフィードバックまでもらえるのは本当にありがたいですよね。個人的には筋肉のこんなところまで、という小さくない驚きが随所に詰まったアプリだなと感じました。
感覚と照らし合わせて考えることが可能!
例えば、スクワットを一つとっても正しく行うことができているのか、それともできていないのかということもスマホ一つで解析できてしまうことが可能となります。
野球の投手でもどうすればより強い球が投げることができるのか、理に適った投球フォームなのか。ほかにも陸上選手でもランニングフォームは最適か。
これまで感覚的に表すことしかできなかった面も、しっかりと数字として形として残すことが可能となり、より競技のレベルが高まっていくことに間違いはありませんね。
しかし、こうしてみますとアプリとしても汎用性の高さと、その競技ごとの専門性という点で開発が進んで行けば、本当に面白いことになりそうです。
それこそ、選手一人のためのコーチがスマートフォンになるかもしれません!
もしかしますと、Sportip Proがスポーツ業界だけに飽き足らず、健康面でもより良い影響を及ぼす日も遠くないのではないか?
と、ひそかに想像をしてしまいました。
色々な分野で更なる発展が期待できるSportip Pro。今後、さらなる開発と進化に期待したいですね!
より「動き」を付けた解析も面白くなりそうです!
高久さん、貴重なお時間とお話ありがとうございました。
プロフィール
高久侑也
高校時代まで野球を続けるものの、胸郭出口症候群・血行障害に悩まされ、高校3年で野球を断念する。
筑波大学体育専門学群に入学後、中国語学留学・カンボジアでのオリンピック・パラリンピック委員会と協働で障害者スポーツ普及活動を行う。
2018年に株式会社筑波大学体育専門学群卒業後、筑波大学発ベンチャーとして株式会社Sportipを創業。「一人に“ひとつ”のコーチを提供する」ことをミッションに、指導者向けオンライン指導アプリ『Sportip』の開発を行う。