人生ゆるーっと生きていきたいと思っている、そこのあなた。
そう、あなたです。日常生活の中では中々緩まない時が多いですよね。
いえ、むしろ緊張しているときのほうがはるかに多いかもしれません。
そうなると、日常の中で脱力を意識的に行う必要が出て来ますよね。
そこで今回は「脱力」を実際にトレーニングで身に付けて参りましょう!
前回のインタビューに引き続き、小林圭さんに脱力トレーニングを伝授していただきます。
今回のテーマは脱力可動域について。
それでは行きましょう!
と、その前に。脱力トレーニングに必要なゆるボールについて!
ということで、最初に空気のぬけたバランスボールを出した小林さん。
実は、これにも大きな意味があるんですね。
これはあくまでも小林さんの感覚によるものですが、緩めるときには緩めたものを触ることで、自分自身にも緩みやすい状態を作り出すことができるというもの。
しかも、小林さんオリジナルでバランスボールにカバーを付けているのがまた印象的。まさしく家で抱き枕や大きなぬいぐるみを抱っこしているかのように愛でている。
こうすることでメンタルを緩ませることが狙いなのでしょう!
この「ゆるボール」はまさしく脱力のために重要なアイテム。
まずはここからが大切となります。
この緩みのために必要な条件がそろったところで、さっそく脱力可動域に入って行きます!
脱力に必要なのは「背骨」!可動域を探りながら回していこう
早速「ゆるボール」を使って脱力可動域を探って行きましょう!
このゆるボール、どれだけ空気を抜いているかというと、空気が地面につくかどうかくらいまで抜いている状態。
その状態でまずは頭から首肩をすべて委ねるようにゴローンと寝そべります。
ただ、この状態でも「気持ちいい」か「そうでない」かということがはっきりとしてきます。
この時に大切になるのが「背骨の位置」と「背骨を動かしやすい場所」。
ここで自分が心地よいと思うポジショニングを探していきましょう!
そこから続けて、肩関節の脱力を行います。
本来、肩甲骨は自由に動くことができる骨でもあるんですが、ここが脱力せず固まったままだと肩こりや腰痛なども引き起こしてしまいます。
これをただ動かすのではなく、しっかりと関節の可動域を感じながらゆっくりと力を抜いていくイメージで行ってください。
完全に力が抜けて、胸の力も抜けていくと……。
フッと胸や体がボールに預けられているような感覚になります。
ここまでくると、しっかりと体の脱力を行うことが出来た証拠。と言っても……。これは脱力師の小林さんだからこそできてしまうのでは?
ということで、インタビュアーのなるちゃんにもお願いいたしました!
なるちゃんが実際にやってみた
フィギュアスケートのオリンピック代表にまでなった、なるちゃんがやってみるとどうなるのか、実際の体験談も交えながら行っていただきました!
さすがなるちゃん! という感じですが、必ずしもみんながみんなここまで脱力できるわけではありませんよね。
小林さんも動画内でお話しておりましたが、最初はやはり脱力への恐怖や「ゆるボール」に上半身を預けることへの抵抗が十分に考えられます。
だからこそ、自分なりに脱力できる最適なポジショニングが大切になってくる、ということなんですね。
何度もお話されていた「自分にベクトルを向ける」という動作はまさしく、自らが快適に感じられる、しっかりと脱力できるようにする状態を作り出すことが大切なんです。
これはトレーニングでもあるわけですが、自分の内面にあるものに「気が付く」作業とも言えそうですね!
なるちゃんが発見、と言っていたように自らの中にある答えを引き出していく。脱力はそうした物の一部なのかもしれません。
まとめ
いかがだったでしょうか?
やり方としては決して難しいものとは思えないですよね。
ただ、いかに自分の中にある言葉や心地いいと感じる部分を見つけ出すことはとても重要であるということが良く分かりますよね。
皆さんもまた、自分の中の答えを脱力しながら見つけてみてはいかがでしょうか?
さて、次回は股関節の脱力について行っていきます!お楽しみに!
プロフィール
小林圭
20代前半に右膝前十字靭帯を損傷しつつも、アイドルグループの一員として活動する傍ら、様々なレッスンやトレーニングを行う。
自分の体と向き合う中で、心と体を整える為には脱力が重要であるということに気が付き、今まで培ったノウハウと脱力を掛け合わせ、独自の完全脱力メソッドを開発。
アイドルグループ卒業後、多くの方に完全脱力メソッドを伝えたいという想いでK-Studioをスタート。現在は唯一無二の脱力師として、美や動き、健康をサポートしている。